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JRバス関東
高速車・貸切車

 JRバス関東がバス事業の主力と位置づける高速バスには、続々と新車が投入されています。西工車も継続的に各支店で採用されており、あっという間に結構なバラエティになりました。

日デKC-RA550RBM
 1999年式
KC-RA550RBM
 最初の西工製高速車は、どういう訳か夜行仕様が東京支店に投入されました。型式から分かるように、SD-IIを架装しており、国鉄バスらしくフルエアブレーキ仕様になっています。最後部の出っ張りなど、西工の夜行車独特の仕様が活かされています。
 一応、導入時点ではドリーム福井専用車でしたが、後半は汎用夜行高速車として運用され、USJに出没することもありました。

日デKL-RA552RBN
 2000年式
KL-RA552RBN
 西工史上初の東名高速線進出です。C-Iが2台採用され、東京駅八重洲口に出入りするという快挙を達成。LED式行先表示器を備え、トイレ付き4列シート。前扉は折戸で側面窓は天地が小さいサイズ、コストはなるだけ抑える仕様になっています。リヤ窓は中窓を選択。

日デKL-RA552RBN
 2001年式
KL-RA552RBN
 当時運行を開始した「青春ドリーム」専用車として充当されていた車両です。青春ドリームとは言え、夜行ということで全固定窓に1枚スイング扉が選択されています。この仕様は1台のみ。

日デKL-RA552RBN
 2001年式
KL-RA552RBN
 JRバス関東ではこの時期、新車の仕様策定を各支店(営業所)に任せていた関係で、種々雑多な車両を購入しています。この車両は八日市場支店に、さいたま〜成田の空連車として直結クーラで1台のみ投入されたC-Iです。前扉は折戸を選択。ここからマーカランプが省略されています。

日デKL-RA552RBN
 2001年式
KL-RA552RBN
 補助席付きの一般的な仕様の高速車で、2000年式に比べてマーカランプが省略されています。この仕様は1台のみで、館山支店に配置されています。

日デKL-RA552RBN
 2002年式
KL-RA552RBN
KL-RA552RBN
 恐らく東日本のS型では最も有名な車両。高速路線車のコストダウンへの検討か、たった1台だけS型で購入されました。新製配置の長野原支店から水戸支店、東京支店、館山支店と、各地を転々としたのち、元の長野原支店に戻って、志賀草津高原線で稼働しています。2002年式で、富士の撤退前のタイミングです。結局、増備はC-Iで行われており、評価はイマイチだったのかも知れませんが、車両後部にトイレを備えるなど、仕様は高速車として過不足無く仕上がっています。

日デKL-RA552RBN
 2002年式
KL-RA552RBN
KL-RA552RBN
 この時期、日デの高速車は継続的に購入が続きました。ご覧のように02MCも登場し、いよいよラインナップが多彩になってきました。折戸に1〜4番T字窓のトイレ付き。2002年式までのC-Iは、ご覧のようにリヤ窓が中窓になっています。西工のルーバー形状見直し前のスタイルなのもポイントの一つ。この形態は3台程度存在しているものと思われます。

日デKL-RA552RBN
 2002年式
KL-RA552RBN
 スイング扉に1〜4番T字窓、トイレ付きの2002年式です。リヤ窓は中窓になっており、この形態の組み合わせは唯一の存在です。当初は高速に使用されていましたが、水戸で貸切にて余生を送っています。

日デKL-RA552RBN
 2003年式
KL-RA552RBN
KL-RA552RBN
 日デの高速車がいわき高速支店、常磐支店などにも導入されました。これらの中距離路線向け車両は前扉がスイング式なのが特徴で、側面窓は標準サイズの1〜4番T字になっています。左側最後部にトイレ付き。2003年式以降はご覧のとおりリヤ窓が小窓に変化しています。

日デKL-RA552RBN
 2003-4年式
KL-RA552RBN
KL-RA552RBN
 2003年式の途中から、西工の仕様見直しでエンジンやサブエンジンのルーバーが3分割タイプに変更されています。2004年式でもこの形態の車両が2台存在しています。

日デKL-RA552RBN
 2003-4年式
KL-RA552RBN
KL-RA552RBN
 主に近距離路線や頻繁に乗降がある路線向けの、折戸仕様車も継続して購入されています。こちらも同様にルーバー形状見直し後のスタイルになっており、2003年式と2004年式が存在します。

日デKL-RA552RBN
 2003年式
KL-RA552RBN
 「南アルプス号」専用車として2台購入された車両です。JRバス関東のC-Iには珍しい拡大型側面窓、しかも逆T字なのが注目点です。過渡期の車両で、エンジンルーバーのみ形状見直し後のスタイルになっています。

日デKL-RA552RBN
 2004-5年式
KL-RA552RBN
KL-RA552RBN
 2004年式の途中からスイング扉に全固定窓を選択するようになり、同時にマーカランプも装着されるようになりました。車内は補助席なしの楽座シートで、トイレ付きのため、定員は39名と少なめです。2005年式まで同仕様で存在。

日デKL-RA552RBN
 JRバステック・2005年式
KL-RA552RBN
 上欄のグループのうち2台がJRバステックに移管されており、一部の表記類が変更されています。ちなみにJRバステックは東名ハイウェイや御殿場アウトレット系統などを運行しています。

日デKL-RA552RBN
 2004年式
KL-RA552RBN
 これも固定窓で、上欄などと同じ仕様に思えますが、楽座シートではないという点で特徴的な1台です。どうやら夜行続行用に購入されたものと推察されますが、楽座よりチープに見えます。ボデー側面に号車札差しがあるのもポイント。H658-04412の1台のみ。

日デKL-RA552RBN
 2005年式
KL-RA552RBN
 増加するインバウンド客に対応すべく、成田空港周辺のお手軽観光スポットを手際よく回る定観を開始し、専用車にC-Iが起用されました。当然ながら八日市場支店の担当です。LED行先表示器には「定期観光」とだけ表示。

日デPKG-RA274RBN
 2006年式
PKG-RA274RBN
PKG-RA274RBN
 新宿〜大阪のドリーム高級版、「スーパーニュードリーム」専用車として2台購入されたのがこちら。トルコンATやL6エンジンなど新長期規制車独特のメカニズムを有します。車内は高級版にふさわしいシートが並んでいますが、往年の西鉄仕様とは一変しています。

日デKL-RA552RBN
 貸切・2002年式
KL-RA552RBN
 JRバス関東のC-Iは多数存在していますが、貸切かつ短尺車という、息苦しいほどの存在感を誇る一台。JR東日本の旅行商品に組み込まれている「びゅうバス」専用車です。1〜5番窓が全部T字で、リヤスポイラーは省略されています。リヤ窓は中窓を選択。小諸支店と宇都宮支店を何度か行ったり来たりしました。

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