「カズミさん、シートの位置はこれでいいですか?」
『ん・・もう少し前の方がいいかも・・あと5cm位・・・OK』
狭いMSのコクピット内で熱心に作業を続けるなう一組の男女。男の方はまだ少年の面影を残した整備兵アラン。女性の方はこのMSのパイロットカズミ。
事の発端はヴァルキリーに新たに配備されたMSにあった。カズミ機となったのは新たに量産配備された量産型ガンキャノン。
元が男性用に設計されているコクピットは彼女達がそのまま使用するには色々と問題があり細々とした調整が必要だった。そこで、実際にパイロットが搭乗した状態での 調整をおこなっていたのだった。
アランを指名したのはカズミだった。彼女は整備兵の中で最年少のアランを弟の様に可愛がっていた。親を無くし、兄弟の為に年齢を偽ってまで軍に入隊した彼の生い立ちを知ってからは特に色々と世話を焼き、彼に色々な体験をさせていた。
『専任曹長だったらとっくに終わって、もうシャワーを浴びてるんだけどね。』
カズミは心の中で苦笑しながら、チェックシートを読み上げていた。

『ハーネスをもう少しキツめにして・・んっはあ・・ちょっとキツ過ぎ・だって』
不意に上げたカズミの喘ぎ声に少年の心臓はバクバクと高鳴っていた。
何せヴァルキリー達のパイロットスーツはボディーペイントと見間違う位の薄い素材。それをアンダーウェア無しで着用しているのだ。
こうして近くで見るとカズミの立派過ぎる胸の先端部、乳輪の大きさや少し起っているその形までがはっきりと見て取れるのだ。
アランの頭の中には数日前に見たカズミの盗撮映像が鮮明に蘇っていた。あの日以来夜になると何時もあの淫らな姿が蘇り、彼の股間を固くするのだった


『これで大体の調整は終わりね。・・後残っている作業項目は・・・尿排泄器口の交・・・換・・・わかる?ここのヤツ・・お願いね』
やはり恥かしいのか赤くなるカズミ。尿排泄器口の交換とはいわゆる簡易トイレのことである。男性用の筒状のメス型を女性用、管が突き出た漏斗状のモノに交換するのだが。
「えっ今やるんですか?」
『何か問題があるの?』「いえ・・・」
この状態での交換には問題が・・・の一言が口に出せずアランは、しかたなく身を乗り出した。
パイロットが乗機している状態でその機器の交換をおこなうには当たり前のことだがほとんど密着する状態になってしまう。彼女の下半身部に潜り込んだ彼は、目的のブツより、つい別のものに目を奪われてしまう。
すぐ目の前にカズミの股間があるのだ。上半身と同じくぴっちりと張り付いたそこは 至近距離で見ると、割れ目に食い込み外からでもヒダの一つ一つまで形がわかる位だった。・・「ここにあの太いバイブを入れてたんだ」・・・その光景は女性経験のない少年には刺激的過ぎた。

『・・・?』
窮屈な体勢で、腰をもぞもぞとさせているアランに声をかけようとしたカズミだったが、丁度胸に当たる少年の下腹部の高ぶりに、納得したようだった。
『いやだ。この子・・勃起しちゃってる。・・』
そういえば自分も最近は新型への慣熟訓練で忙しく休暇すらない状態だった。当然、男性との付き合いもなく、自慰で我慢するしかなかった。
他人より 性への欲求が高い(と自覚している)カズミはそれでは正直物足りなかった。 『ナリは男の子だけど、もう16歳だしね・・』
ふと悪戯心が湧いてきた。腰を動かして高ぶりを悟られまいとする少年の股間に、わざと自らの乳肉を押し付ける。
ほとんど裸同然のカズミには胸を押しつける度にアランの股間がヒクつき固くなっていくのが手にとるようにわかった。そのたびに腰を動かし少しでも逃げようとする姿が初々しかった
『〜可愛い・・そういえばまだ、童貞クンだったっけ?・・私が最初じゃ駄目かな。・・でもこんなの私も我慢できないよ・・』

『もういいわ。アラン、出て。』
罰が悪そうに這い出す少年。心なしか顔は上気し腰が引けている。
『先にこっちを片付けないといつまで経っても仕事が終わらないみたいね。』
カズミの手が少年の手を払いのけ、服越しに股間に触れる。そのまま優しく形を確かめるように指を動かすと、少年の口から溜息が漏れる。
『もう、こんなにしちゃって・・ちゃんと自慰はしてるの?』
少し怒った調子で詰問するカズミにアランは困った顔を浮かべ、ただうなずいた。
『ふーん。何を思ってやってるの?正直に言わないと怒るからね。』
我ながら意地悪な質問だと思っていたが、しばらくの沈黙の後小声で「カズミさんの・・・・・裸で・・」と馬鹿正直に答える少年にカズミは逆に驚いた。
『えっ?私なんだ・・ずっと弟みたいに思ってたから・・なんか近親相姦みたい・・』
自分の背徳的な気持に身体が熱くなってくるのを感じた彼女は、にんまりと微笑むとアランを優しく抱き、耳元で囁いた。
『大丈夫・・カズミ姉さんがちゃんと静めてあげるからね』

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